マスクで顔がギトギト…皮脂対策11個

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「マスクをし始めてから、肌がギトギトになった気がする」とお悩みではないですか?マスク生活が始まって、肌のコンディションの変化を感じる方はとても多いです。

なかでもオイリー肌になったと感じている方が多く、それには理由があります。マスクによるギトギトをなくすためには、マスクによる肌の環境の変化を知り、それに対応したスキンケアが必要です。

今回はマスクで顔がギトギトになる理由と、対策法を紹介します。

目次

マスクで顔がギトギト・ベタベタになる原因

マスクの内側は空気がこもり、呼吸が外に逃げにくくなるため高温多湿の環境です。温度が上がると皮脂を分泌する皮脂腺の活動が活発になります。一般的に温度が1℃あがると皮脂の分泌量が20〜30%上昇します。

そのため、今まで顔のベタつきを感じたことがないという方でも、マスクを着ける生活の中でベタベタを感じるようになったという方が増えているのです。

また、マスクのつけ外しもギトギトの原因になります。マスクを外すと、マスクに覆われていたところは、湿度が高い状態から一気に空気が入れ替わります。

高温多湿の状態は毛穴が緩みやすく、水分が逃げやすい状態です。そのため肌のうるおいも同時に失われるため、乾燥を引き起こします。肌は乾燥を感じると、皮脂を分泌して保湿しようとします。結果的にギトギトの元になる皮脂が多くなって、オイリーな肌になるのです。

つまりマスクによる高温多湿の状態、そして付け外しによる乾燥がギトギト・ベタベタの原因と考えられます。

マスクで毛穴が開く?

マスク生活が始まってから毛穴が目立つようになったという方もいます。これは、マスクによる摩擦のダメージと、高温多湿の状態が原因と考えられます。

毛穴が目立つ原因は、毛穴周辺の肌が変化したことによるものです。毛穴の周りの肌がなめらかだと、毛穴はうまく隠れて見えにくくなっています。しかしマスクによる摩擦や圧迫によって肌のコンディションが崩れると、キメが失われ、すり鉢状になった毛穴が目立ちます。

またギトギトの原因でもお伝えしましたが、マスクによって高温多湿の環境が続くと、顔の皮脂線の働きが活発になります。

皮脂腺は毛穴の奥に存在しています。皮脂を肌の上に分泌させるためには、毛穴が広がっていなければなりません。ですから皮脂腺の動きが活発になると、毛穴の中に皮脂がたまらないように毛穴も開いた状態が続きます。

このような原因があるため、マスクを付けていると毛穴が開くように感じられるのです。

マスクの選び方

マスクを選ぶときは肌に負担が少ないものを選びましょう。

ポイントは3つです。
・肌に当たる素材
・顔にあったサイズ
・接着面が少ない形

(1)素材

肌に当たる素材は肌当たりの柔らかいものが理想です。シルクやコットンを選ぶといいでしょう。ただし感染予防の観点からすると、やはり不織布の予防効果が高いとされています。不織布の下にガーゼを挟んだり、シルクやコットン製のマスクと2枚使いがおすすめです。

(2)サイズ

サイズ感も注意して見てみましょう。マスクの商品によっては同じMサイズでも異なります。大きすぎるとずれて摩擦が多くなり、小さすぎると肌を圧迫して苦しくなってしまいます。

(3)接地面

最後に接地面が少ない形について紹介します。基本的に立体構造マスクは肌の設置面が少ないため、どなたにもおすすめです。また耳紐の付け根やマスクの端の縫い目部分はフラットに作られているものだと、肌に引っかからず安心です。

マスクの皮脂対策4個[スキンケア]

顔がギトギトになる理由がわかったところで、さっそく対策するためのスキンケア方法を見ていきましょう。

紹介する方法は以下の4つです。

(1)マスクを外したらすぐに洗顔
(2)しっかり化粧水を塗布
(3)乳液やクリームでうるおいを保持
(4)マスクの下も紫外線対策

どれも基本のスキンケアなのですが、マスク生活において特に気をつけるべきポイントがあります。現在のスキンケアが合っているかチェックしながら見てください。

1. マスクを外したらすぐに洗顔

外から帰ってきたら手洗いうがいをして、洗顔までセットで行いましょう。マスクを外してすぐに洗顔をすることで、肌の状態をリフレッシュして清潔に保ちます。

崩れたメイクや過剰に分泌された皮脂を洗い流せば、肌本来のモイスチャーバランスに整えることもできます。

ただし、マスクを外したあとの肌は、非常にデリケートです。マイルドな洗い心地で泡立ちの良い洗顔料を使って、擦らないように優しく洗いましょう。

洗顔後は必ず化粧水やクリームで保湿します。顔を洗う前に、すぐに塗れるように保湿アイテムを準備しておくのがおすすめです。

2. しっかり化粧水を塗布

マスクによるギトギト対策で大切なのは、水分メインの保湿ケアです。皮脂が分泌されやすい状態の肌にうるおいをたっぷり補給することで、油分と水分のバランスを保ちます。またうるおいで満ちた肌をキープできれば、乾燥から肌を守り、余計な皮脂分泌の予防も可能になるでしょう。

洗顔後は必ず化粧水をたっぷり塗ります。角質層のすみずみまで水分で満たすには、重ね付けがおすすめです。一度塗ったら1〜3分時間をおいて、もう一度塗ることを繰り返して、うるおいたっぷりの肌に仕上げましょう。

重ね付けの目安は3〜5回です。指で触ったときにひんやりとして吸い付くような状態になっていたら次の乳液やクリームのステップに進みましょう。

3. 乳液やクリームでうるおいを保持

「ベタつきを感じやすいため乳液やクリームを省略する」という方がいらっしゃいますが、これは肌のためにはおすすめできません。

化粧水だけで保湿をすると、水分が肌に保持されにくく、うるおった状態が長く続かなくなります。薄付きで構いませんから顔全体に乳液やクリームを塗って、しっかり保湿ケアをしましょう。

どうしてもベタつきが気になるという方は量が多すぎる可能性が考えられます。伸びの良いクリームを使えば、少量でしっかり顔全体をカバーできるはずです。

ムラなく、そしてバランス良く塗るポイントは、皮脂分泌が比較的少ない場所に塗ってから、べたつきやすいところに塗ることです。一般的には頬やアゴ周りに塗って、おでこや鼻のTゾーンという順番がいいでしょう。自分の肌の様子をよく観察して、調整してみてください。

また、無理に全部顔に塗るのではなく、首や手などにも広げてほどよい油分で保湿ケアをしあげましょう。

4. マスクの下も紫外線対策

意外と忘れやすいのが紫外線ケアです。マスクを付けているからといって、紫外線がカットできるわけではありません。感染予防効果が高いと言われ、ほとんどの方が利用している不織布マスクは紫外線を防ぐことなく、マスクの下の肌に紫外線が届くことがわかっています。

紫外線は毛穴を開いたり、皮脂の分泌が増加する直接の原因にもなります。肌に大きな負担になるので、マスクをしていてもしっかり対策しましょう。

基本の対策として、マスクの下もしっかり日焼け止めを塗りましょう。気をつけなければならないのは、マスクの中は湿度が高いので、日焼け止めが落ちやすくなっていることです。日中、数回は塗り直しをしましょう。

塗り直すときは摩擦を避けるために耳紐から外します。汗をかいていたり、ムレが気になったりする場合はマスクを交換するのもおすすめです。清潔なマスクを使うことで肌のコンディションを守れます。

マスクの皮脂対策4個[メイク]

皮脂はベタつきだけでなく、メイクの崩れも引き起こします。マスクをしていてもメイクが崩れない対策を4つ紹介します。

(1)スキンケアがなじんでからメイク開始
(2)ベースメイクは薄め仕上げ
(3)マスクが当たる部分にパウダーをオン
(4)最後にフィックスミストで密着度アップ

1. スキンケアがなじんでからメイク開始

スキンケアをしたあと、すぐにメイクを始めていないでしょうか。スキンケアとメイクが混ざりあうと、スキンケアの効果もメイクの密着度も下がってしまいます。しっかり保湿をして土台ができてから、メイクを始めましょう。

スキンケアが肌に馴染む目安は3〜5分です。使っているアイテムや、スキンケアの量によって異なりますから、自分の肌の状態をしっかり観察してメイクを始めましょう。

2. ベースメイクは薄め仕上げ

マスクを付けているときのベースメイクの基本は、均一な薄付きで仕上げることです。メイクが厚くなればなるほどマスクの摩擦でヨレやすくなりますし、毛穴を塞ぐ原因にもなります。肌が気になる方はカバー力が高いアイテムを使って、サラリと仕上げましょう。

べたつきやすい方にはパウダーファンデーションがおすすめです。日焼け止めとパウダーを使ってなめらかに仕上げると化粧直しをする必要もありません。

3. マスクが当たる部分にパウダーをオン

マスクとの摩擦を減らすために、擦れる部分は重点的にパウダーをのせましょう。フェイスパウダーやベビーパウダーなど、お好きなアイテムで構いません。

マスクでこすれるパーツは、鼻筋、頬、フェイスライン、耳から口にかけての広い面です。繊細なパウダーを塗っておくことで、摩擦によるダメージを抑えます。

4. 最後にフィックスミストで密着度アップ

ベースメイクが終わったら、フィックスミストで密着度をあげます。顔全体に吹きかけてなじませると、メイクがしっとりと肌をカバーします。

フィックスミストはメイクの密着度を上げるだけでなく、メイクの上からうるおいをプラスする働きもあります。可能であれば持ち歩き、化粧直しの際に吹きかけるようにしましょう。

日中、ランチのあとなどマスクを変えるタイミングがあるなら、パウダーとフィックスミストも使うといいでしょう。パウダーで摩擦をおさえつつ、水分をしっかり補給することで、肌を守ります。

マスクの皮脂対策3個[生活習慣]

皮脂を適度にコントロールするためには、根本的な生活習慣も見直すとより効果的です。
今回は代表的なもの3つを紹介しましょう。

(1)こまめな水分補給
(2)バランスの良い食事
(3)睡眠時間の確保

1. こまめな水分補給

皮脂が過剰に出るということは、水分が不足しているということです。水分と皮脂がバランス良く分泌されることで、肌はバランスを取れるようになります。

肌表面にうるおいを与えるスキンケアも重要ですが、インナーケアとして水分摂取も同時に行うようにしましょう。

効率よく水分を吸収するためのポイントは、こまめに飲むことです。水は一度に大量に飲んでも、全てを吸収できるわけではありません。コップ一杯程度を複数回に分けて飲むことで、1日のトータルでより多くの水分を摂取できます。

飲むものはできれば水が好ましいです。コーヒーやお茶は利尿作用も高いため、十分に水分をとるためには意識的に水を飲むようにしましょう。

2. バランスの良い食事

糖分や脂質をたくさん食べていると、皮脂の分泌が多くなります。糖分が皮脂の分泌を活性化し、多すぎる脂質は皮脂として分泌されるためです。

糖分や脂質は適量に抑えて、ビタミンやミネラルなどもバランス良く摂取できるような食生活に整えましょう。

ベタつきが気になる場合は、脂質をエネルギーに変えるビタミンB2と健やかな肌を保つために必須のビタミンB6がおすすめです。甘いものや脂っこいものを減らして、海藻やきのこを十分に食べるようにしましょう。

3. 睡眠時間の確保

睡眠時間が不足すると、肌は健やかな状態を保てなくなります。眠っている時間は、肌が受けたダメージを修復し、元の働きを取り戻すための時間だからです。

日中のダメージを蓄積せず、フレッシュな状態を保つためには質が良い睡眠を十分に取ることが大切です。

理想の睡眠時間の目安は6〜8時間です。週末にまとめて寝るというのは効果がありませんから、毎日の習慣として睡眠時間を確保しましょう。

また質のいい睡眠をするためには眠るときの環境を整えます。いい香りのスキンケアをしたり、肌触りのいい寝具を揃えたりするといいでしょう。枕カバーを肌触りなめらかなシルクやコットンにすると、寝ている間の肌の摩擦を抑えられるのでおすすめです。

まとめ

マスク生活で顔がギトギトになる原因とスキンケア、メイク、生活習慣それぞれの対策法をお伝えしました。全ての対策を一度に行うのは難しいかもしれません。できることから、毎日少しずつ取り組んで、健やかな肌を目指しましょう。

マスクを使う生活はまだしばらく続きそうです。今回紹介した対策を実践して、サラリとした肌を維持するために活用してください。

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