前述の内容は「直接紫外線」についてですが、冬はとくに「反射紫外線」にも注意が必要です!
私たちは、太陽から直接浴びる紫外線以外に、地面に反射する下からの紫外線も浴びています。
環境省「紫外線環境保健マニュアル2020」
(https://www.env.go.jp/content/900410651.pdf)p.9参照
雪が積もる地域にお住まいの方やウィンタースポーツをしている方が、日やけされているのを見たことはありませんか?もしくはご自身で経験されている方もいらっしゃるかもしれませんね。
雪が積もっている場所で長時間過ごしていると、日やけをするのはなぜでしょうか?それは雪から反射する紫外線をあびてしまう「雪やけ」が原因なのです。特に新雪は紫外線の80%をも反射しているそうですよ。
肌が赤くなったり、ほてりを感じたりするのは「雪やけ」の症状で、日やけと同じく肌が紫外線を浴びて炎症を起こしている状態なのですが、直接太陽から浴びる紫外線に加え、雪から反射する紫外線も浴びることになるため、ダメージは通常の2倍近くに及びます。
さらに紫外線は、標高1000m上昇するごとに10〜12%増加するので、スキー場などではとくに注意が必要です。
目の充血や痛みを感じる「雪目」の症状がでることもありとても危険ですので、ウィンタースポーツを楽しんだり、長時間雪が積もっている場所で過ごしたりする場合は、雪やけ対策を徹底しましょう!