肌の奥まで入り込む紫外線とブルーライト
紫外線には、UV-AとUV-Bがあり、波長が長いほど肌の奥に届きます。さらに、ブルーライトなどの可視光線は、肌のハリを支える真皮層にも届きます。
出典:環境省「紫外線 環境保険マニュアル2015」(光線の種類に関して)
では、紫外線やブルーライトが肌の老化を引き起こすしくみについて説明しましょう。紫外線には、波長の長さとその性質によって3種類(UV-A、UV-B、UV-C)にわけられます。UV-Cは、地表には届かない紫外線ですが、UV-AとUV-Bは地表に届き肌へ影響を及ぼします。さらに、ブルーライトについても肌への影響が懸念されています。
A波(UV-A)
ジワジワと肌の真皮にまで到達する紫外線A波。真皮には、コラーゲンやエラスチンなどハリ、弾力を支える成分があるため、A波によるダメージは、シワ・たるみを引き起します。
B波(UV-B)
A波よりもエネルギーが強い紫外線。肌表面に炎症を起こし、メラニン色素を増加させて、日焼けによるシミ・ソバカスを引き起こします。
可視光線(ブルーライトなど)
UV-Aより波長が長いため、真皮のさらに深い部分まで届きます。可視光線の一部として、紫外線に近い強いエネルギーを持つ光がブルーライトといわれています。紫外線、ブルーライトが肌へどのように影響を及ぼすかをあらわした図が下記になります。