肌も心も健やかに
アロマテラピーの力

肌も心も健やかにアロマテラピーの力

最近は、柔軟剤やお部屋の芳香剤などの日用品、シャンプーやメイクアイテム、ハンドクリームなどの美容アイテムにいたるまで、あらゆるアイテムにアロマ(香り)が用いられています。ニーズが高まっている香りは、私たちにどのような作用をもたらすのでしょうか。今回は、日常生活で香りを楽しめるアロマテラピーを通して、香りの作用についてご紹介していきます。

香りで心と体の両方にアプローチ

香りを楽しむ習慣が急速に広まったのは、ストレス社会と言われる現代で、癒しを求める人が増えたことも一因ではないでしょうか。「嗅覚」は五感の中で唯一脳にダイレクトに伝わるものといわれています。嗅覚で香りをキャッチすると、感情や本能をつかさどる「大脳辺縁系」や、自律神経系をつかさどる「視床下部」にその情報が伝わり、体温や睡眠、ホルモンの分泌、免疫機能などのバランスを整えます。その作用を活かしたのがアロマテラピーです。アロマテラピーは、アロマ(香り)とテラピー(療法)が合わさった言葉で、植物の香りを通して心や体に起こるトラブルを穏やかに回復させる自然療法のひとつ。リラクゼーションや美容、ストレスケアなどを目的にあらゆる場面で活用されています。また、認知症予防にも効果が期待できるという結果も。また感情的な部分だけでなく、アロマテラピートリートメントなどは精油(エッセンシャルオイル)を使って体に直接働きかけることができます。心と体の両方にアプローチできるアロマテラピーにはどのような作用があるのでしょうか。

アロマテラピーの作用

【アロマテラピーの作用】
  • リラクゼーション
  • 女性ホルモンの活性化
  • リフレッシュ
  • 認知症予防
  • ダイエット

など
一部挙げただけでも、その作用はさまざまです。自分が好きな香りを純粋に楽しんだり、心や身体の悩みによって香りを選んだりすることもできるアロマテラピー。次は、香りによってどのような作用があるのかご紹介します。

自分に必要な香りを見つけましょう!

アロマテラピーに欠かせないのが、エッセンシャルオイル(精油)です。エッセンシャルオイルは、自然植物の香り成分が凝縮されているもので、それぞれに特有の香りと作用を持っています。アロマテラピーに使われるエッセンシャルオイルは天然100%であることが原則とされています。人工的に香り付けされたり希釈されたりしたものでは精油本来の効果は期待できないため、購入する際に気をつけなければなりません。エッセンシャルオイルには、オーガニックのものや、ゆずやヒノキなど和製のものも含め、現在では約250~300種類も存在しています。多くの中から、その時の自分の気分や体調に合った香りのエッセンシャルオイルを探すのもアロマテラピーの楽しみのひとつ。今回は、女性にうれしい作用が期待できる香りをご紹介します。

女性におすすめの香り

1. リラクゼーション作用のある香り

日々の生活の中で溜め込んでしまうストレスやイライラ、不安な気持ちの時は、リラックス作用のある香りで心を落ち着かせてみましょう。
⇒・ラベンダー ・オレンジスイート ・ゼラニウム ・イランイラン ・カモミール ・サンダルウッド など

2. 女性ホルモン活性化の作用のある香り

ホルモンバランスが乱れると、体調が悪くなり肌も不調気味になります。エッセンシャルオイルの中には、女性ホルモンと似た働きをする成分が含まれているものもあります。
⇒・クラリセージ ・ローズ ・ゼラニウム ・イランイラン ・サイプレス など

3. 安眠作用のある香り

眠りが浅い、慢性的な睡眠不足を抱えている方におすすめの香りです。夜ぐっすりと眠れる鎮静効果のある香りで、睡眠環境を整えてみましょう。
⇒・ネロリ ・ラベンダー ・ベルガモット ・オレンジスイート ・イランイラン など

4. ダイエット作用のある香り

香りをかぐことで痩せるということではありません。心を穏やかにさせる沈静効果のある香りで、ダイエットをサポートするのが目的です。
⇒・グレープフルーツ ・サイプレス ・サンダルウッド ・シダーウッド など

5. 血行促進作用のある香り

滞った血流を促す作用が期待できる香り。冷え性の方におすすめです。
⇒・レモングラス ・ローズマリー ・シナモン・ジュニパーベリー・ブラックペッパー など

6. 抗炎症作用のある香り

肌の炎症などの悪化を抑制する作用が期待できる香りです。
⇒・ラベンダー ・ゼラニウム ・フランキンセンス ・カモミール・ジャーマン など

香りによって期待できる作用はさまざまですが、注意しておきたいのは、医薬品のような効果を期待するものではないこと。アロマテラピーはあくまでも人間が持っている自然治癒力を高めるためのものであることを理解しておきましょう。

アロマテラピーを手軽に楽しむ方法

自分でアロマテラピーを楽しむにはどんな方法があるのでしょうか。その時の自分の心身状態や、お好みの香りでエッセンシャルオイルを選んだら、その楽しみ方も選びましょう。ご自宅はもちろんのこと、外出先でも活用していただける簡単な方法をご紹介します。

アロマテラピーの楽しみ方

1. 芳香浴法

エッセンシャルオイルの香りを拡散して楽しむ方法。アロマポットなどの専用器具や、ハンカチやティッシュなどに数滴垂らして使うこともできます。また、スプレーして使えるよう調整された商品もあるので、それを室内にひと吹きするだけでも違います。香りを広げ、植物の芳香効果をふんだんに取り入れることができます。
【使用アイテム】アロマポット、アロマライト、アロマディフューザー など

2. 吸入法

エッセンシャルオイルを鼻や口から吸引することで、香りを楽しむ方法。マグカップにお湯を入れて、エッセンシャルオイルを1,2滴垂らします。湯気とともに香りが広がるので、目を閉じて楽しみましょう。風邪やのどの痛みがある場合に、不調を緩和する際にもおすすめです。
【使用アイテム】マグカップなど保温性の高いもの

3. フェイシャルスチーム

洗面器にお湯を入れ、エッセンシャルオイルを1~2滴たらします。洗顔後、乾いたバスタオルを頭からかぶって洗面器を覆うようにし、目を閉じてゆっくり蒸気を吸い込みます。黒ニキビや血行促進の作用、保湿作用に期待ができます。
【使用アイテム】洗面器、タオル

4. アロマバス

天然塩やバスオイルにお好きなエッセンシャルオイルを4,5滴垂らします。エッセンシャルオイルは原液のままだとお湯に溶けないので、塩などに混ぜてから入浴してください。香りの吸入効果もあり、リラックス効果が高まります。また、エッセンシャルオイルを配合したバスソルトもおすすめです。

5. 湿布法

湿布法は腰痛や生理痛などの痛みへの作用が期待できます。おなかの調子が悪い時や肩こりなどにも。洗面器などにお湯を入れ、エッセンシャルオイルを2~3滴垂らします。タオルをその中に浸し、しっかりエッセンシャルオイルをタオルに含ませるようにしてください。軽く絞って、痛みのある部位に当てます。冷めてきたら、同じように繰り返します。

今回は、香りの力で自然治癒力を高めるアロマテラピーについてご紹介しました。今まで興味がなかった方も、この機会に香りのある生活を楽しんでみてはいかがでしょうか。