冷やさない"温活"で差をつける!

冷やさない"温活"で差をつける!

冬は気温が低下し寒さが厳しくなる季節ですよね。寒くなると、手足の先や腰が冷えて辛いと悩まれる方も多いのではないでしょうか。寒いと冷えてくるのは当然なのですが、冷えをそのままにしておくと肌にも身体にも悪影響を与えてしまうことに。寒い冬こそ、いつもより身体を温めて、美しく健やかに過ごすコツをご紹介します。

"冷え"はなぜ起こるのでしょうか?

冷えが起こる大きな原因は血行不良にあります。健康的な身体や美しい肌を維持するため、血液は酸素や栄養を身体のすみずみに届けています。ところが、睡眠不足や運動不足などの生活習慣の乱れ、喫煙、ストレスなど、さまざまな理由から血行不良が起こると、酸素や栄養が身体中に行き届かなくなってしまいます。血液の循環が滞ると、代謝が落ち熱量が減ってしまうため、熱そのものが身体中に行き渡らず、体温が下がってしまい冷えとなって現れます。血行不良は、身体だけではなく肌にも悪影響を与えます。十分な酸素と栄養が肌にも行き渡らなくなれば、ターンオーバーも遅れ老廃物が溜まり、くすみや乾燥などのトラブルにつながります。

血行不良は冷えだけでなく、肌にも影響が!

血行不良は冷えだけでなく、肌にも影響が!

血行不良をそのままにしておくと老化が早まる!?

生活習慣の乱れやストレスなどは、日常を過ごしている間に少しずつ蓄積されています。それが血行不良につながり、さまざまな問題を引き起こします。では、血行不良が引き起こすトラブルをみてみましょう。

【血行不良が引き起こすトラブル】
  • 疲れやすい
  • 頭痛
  • 肩こり
  • 生理不順
  • 冷える
  • むくみ
  • 肌のくすみや乾燥
  • 肌荒れ
  • 白髪や抜け毛が増える
  • 老眼・近眼がすすむ

など
血行不良だと自覚するのは難しいですが、放っておくと身体だけでなく、肌や髪にもその影響が現れてしまいます。年齢を重ねても美しくいたいという女性にとって、血行不良は大敵!老化を招きやすくなることに・・・。まずは、今の生活習慣をチェックし、血行不良になっていないか確認してみましょう。

血行不良を招く 生活習慣チェック!
血行不良を招く 生活習慣チェック!

冬は空気が乾燥するため、肌の水分が失われやすくなります。冬の乾燥肌をはっきりと体感されている方が多く、そのため冬のスキンケアは水分(潤い)を補い逃さないための保湿ケアが注目されがちです。一方、目に見えない紫外線は見過ごされがちになるため、夏のように美白ケアを重要だと思う方も少なくなります。しかし、日差しが弱まる冬の間も、決してなくなるわけではありません。肌が紫外線を浴びることで、シミのもととなるメラニンは常に産生され続けていますから、美白ケアは通年で続けることが大切です。一年中、シミ発生の危険が潜んでいることを忘れてはいけないのです。そのため、"夏だけ""強い日差しを浴びたときだけ"の美白ケアではダメなのです。

内からも外からも温活始めましょう!

「温活」とは、体内・体外両方から身体を温める活動のこと。外側から温める方法だけを実践してきた方も、日々の食事から見直して、体内からも温めることも心掛けてみましょう。身体の内外から温めることで、滞っていた血流を促し身体も肌も健康的な状態へと近づけます。ここで気をつけたいのが「温活しなくちゃ!」と義務に感じてしまうこと。血行不良の原因のひとつに、ストレスがありましたね。せっかく温活を始めても、それが負担となっては逆効果。リラックスして自分が心地良いと思える範囲で始めましょう。

内から4大温活

内から温活① 温かい又は常温の飲み物を!

冷たい飲み物は身体を冷やし、代謝を悪くさせてしまいます。普段から、なるべく温かいものか常温の飲み物を飲む習慣をつけましょう。

〇おすすめの飲み物

紅茶、しょうが湯、ほうじ茶、ウーロン茶、プーアール茶、番茶、ワイン、日本酒、紹興酒 など

×控えた方がよい飲み物

コーヒー、ジュース、緑茶、牛乳、ビール、ウィスキー、焼酎 など

内から温活②食材で内からポカポカに!

温かいものを食べると、身体は一時的に温かくなります。しかし、食材によっては身体を冷やす作用があるものもありますので、注意しましょう。身体を温める食材を意識的に使い、内からポカポカを目指しましょう!

〇おすすめの食材

しょうが、にんにく、ねぎ、にんじん、たまねぎ、ごぼう、れんこん、かぼちゃ、エビ、てんさい糖 など

×控えた方がよい食材

レタス、キャベツ、白菜、きゅうり、トマト、なす、ゴーヤ、セロリ、もやし、カニ、白砂糖 など

内から温活③運動で気分もすっきり!

身体を動かすことは、血行促進のほかにストレス発散にも効果があるとされます。ジムなどもよいですが、まずは手軽に始められることから実践してみましょう。

〇おすすめの運動

ウォーキング
1日20~30分程度、歩きやすいスニーカーでいつもより早めに歩いてみるだけでも、身体は温まります。

ストレッチ
就寝前や入浴後、仕事の合間に身体のコリをほぐすようにストレッチしましょう。緊張した筋肉をほぐすことで、血行もスムーズに。

水泳
水圧で血行が促される効果があります。水中ウォーキングもできますし、泳ぐことで全身運動になり、バランスの良い身体づくりにも。

内から温活④入浴でリラックスも!

冷えた全身を温める入浴は、温活に欠かせません。熱いシャワーだけでは、身体を芯からきちんと温められません。入浴は心からリラックスできる作用もあるので、ぜひ1日の身体と心の疲れをとるためにも湯船に浸かるようにしましょう。

外から4大温活

外から温活①インナーで締めつけない!

スタイルを良く見せたいと身体を締めつけてしまうガードルなどのインナーは、血液の流れを阻害してしまうので避けましょう。締めつけ感がなく、保温性の高い薄手のインナーを着るのがおすすめです。

〇温活に良いもの

インナーに少しゆとりのあるもの、靴も解放感のあるものを

×避けた方よいもの

締めつけ感のあるガードルやストッキング、細身のハイヒール

外から温活②湯たんぽでじんわり!

お湯のやわらかい熱で、じんわり身体を温めてくれる湯たんぽがおすすめ。就寝時に使うのはもちろん、日中に冷えを感じる時もお腹や腰を継続的に温めるのも効果的です。

外から温活③筋肉が集まる部分を温める!

簡易カイロや湯たんぽ、衣類などで温める時も、効果的なポイントがあります。それは「筋肉が集まる部分」と「首」。この2つを抑えておけば、温まりやすくなります。

筋肉が集まる部分

二の腕、お腹、腰、太もも

首の後ろ、手首、足首

外から温活④フェイスマッサージで明るく!

肌のくすみやむくみ、乾燥も血行不良が原因のひとつ。そのため、顔の血行を良くするには毎日のフェイスマッサージがもっとも有効です。

今回は、冷えの原因である血行不良を少しでも和らげるための方法をご紹介しました。今の時季は特に冷えを感じやすいですよね。毎日の習慣に一つでも取り入れてみてはいかがでしょうか。