シワも招く!?春のインナードライに注意!

シワも招く!?春のインナードライに注意!

寒く厳しい冬が終わり、暖かく穏やかな春がやってきます。しかし、安心もつかの間、季節が変わることで肌を取り巻く環境も変化し始めます。特に、春に陥りやすいのが"インナードライ"肌。インナードライのまま放置すると、シワやたるみなどの肌老化を引き起こすことに!今回は、肌老化に影響を及ぼす"インナードライ"肌にならないための対策をご紹介します。

春は肌を不安定にさせる条件が揃っていた!

気温も上がり、日差しも暖かくなってくる春は肌トラブルが出やすくなります。それはこの時季だからこその要因がありました。春は朝晩で「寒暖の差」があること、「花粉などの外的刺激」が多くなること、引越しや転勤など環境変化も起こりやすい季節でもあるため、「精神的なストレス」も発生しやすいという条件が揃います。そんな季節の変化に対応しようとした時、私たちの肌は不安定になることが多くなります。日本には四季があるため、特にその影響を受けやすいといわれています。

春に肌が不安定になる要因

1. 寒暖の差

昼間は暖かなのに、夜になると冷え込むといった極端な気温の差が要因のひとつに。湿度もまだ低いままなので、肌の水分が奪われやすい状態なのです。

2. 花粉などの外的刺激

春風にのって、花粉や大気汚染などアレルギー反応を活性化させる物質が肌に付着しやすくなります。

3. 精神的なストレス

季節の変化に、自分の環境変化が追いうちをかけると自律神経の働きが低下し、肌が乾燥しやすい状態になります。

健やかな肌と不安定な肌の内部

健やかな肌と不安定な肌の内部

水分を失い不安定な肌 春特有の条件が揃うと肌は不安定になりがちです。うるおいを守るバリア機能が崩れやすくなり、肌内部の水分が蒸発してしまいます。

不安定な肌から生まれるインナードライ

冬は乾燥や寒さを感じやすいため、保湿など乾燥させないためのスキンケアを積極的にします。しかし、春は冬に比べて温暖な気候になるので、スキンケアもさっぱりしてしまいがちに。それがインナードライ肌になる大きな要因なのです!インナードライ肌とは、肌の表面は皮脂でうるおっているように見えるのに、内部が乾燥している状態のこと。肌内部から蒸発している水分を防ごうとすると、皮脂は過剰に分泌してしまいます。それで自分の肌はうるおっていると思い込んだままでいると、肌内部の水分が枯渇したままに!その結果、肌老化を進行させてしまいシワやたるみなどを招いてしまいます。特に、加齢とともに肌体力は低下していくため、一度肌内部の乾燥が進行してしまうと刺激なども受けやすくなるという悪循環に陥ってしまいます。シワやたるみが深刻化する前に、積極的にお手入れをしていきましょう!

インナードライ肌か自己診断! ・肌表面はテカリがあるのに肌がつっぱる
・ファンデーションが崩れやすい
・肌の表面がゴワゴワしている
・毛穴が開いている
・ほうれい線が目立ってきた
・大人ニキビができやすい

自己診断の結果はいかがでしたか?2個以上当てはまった場合は、インナードライ肌になっている可能性が高い状態。今すぐ、必要なお手入れに切り替えましょう!

うるおいで満たして、未来のシワ・たるみも防ぐ

●うるおいで満たして、未来のシワ・たるみも防ぐ

肌がベタつくからといって、お手入れをさっぱりタイプに切り替えてしまうと、さらにインナードライが深刻化してしまいます。シワやたるみにつながりやすいインナードライ肌に必要なのは、保湿です。保湿は、化粧水でうるおいを与えるだけではありません。クリームやジェルなど、そのうるおいを肌内部にきちんととどめておいてこそ保湿なのです。自分では毎日保湿しているつもりでも、実際の肌は思っている以上に乾いています。それに、間違った保湿をしている場合も…。この春にうるおった肌でいるための、保湿の基本ステップをお教えします。

脱インナードライ!保湿3ステップ

1. うるおいを引き込める肌に整える

保湿といっても、ただ与えるだけではいけません。受け入れる肌が整っていないと、うるおいをきちんと引き込むことができないからです。受け入れるために必要なのは、「うるおいを守るクレンジング&洗顔」。

<洗い方> クレンジング、洗顔料は手のひらでなじませてから肌にのせる
特に洗顔料はきちんと泡立ててください。メイク汚れや皮脂汚れを自然に浮かせるためには、手のひらや指の腹をやさしく肌にフィットさせましょう。

できるだけ肌に摩擦が起きないように洗う
皮脂が気になるとゴシゴシと洗いたくなりますが、すると必要なうるおいまで奪うことになってしまいます。指の腹を使って、内から外へ指を運ぶように洗いましょう。

ぬるま湯でしっかり洗い流す
35℃くらいのぬるま湯ですすぎましょう。熱いお湯やシャワーを、直接顔に当てるのはNG!肌に刺激やダメージを与えてしまいます。

2. うるおいをたっぷり与える

肌が受け入れる態勢に整ったということは、うるおいを届ける道ができたということ。次はカラカラに乾いた肌内部を、うるおいで満たします。うるおい補給に必要なのは「満たす保湿化粧水」。

手のひらに適量の化粧水をとる
使用量は、化粧水によって異なるので説明書を確認しましょう。適量よりも少ないと、きちんとお手入れしていても、うるおいが足りていない状態になってしまいます。

ハンドプレスで押さえるようになじませる
化粧水を顔全体にまんべんなくなじませます。その後、顔全体を包み込むイメージでハンドプレスを。手の温度でさらになじみがよくなる大切なひと手間です。

3. うるおいを肌にとどめる

最後のステップは、うるおいを与えた後、外に逃がさず肌内部にとどめるお手入れです。このステップなくして保湿は完成しません。うるおいを抱え込んでキープするために必要なのは「保湿力の高いクリームやオールインワンジェル」。

手のひらに適量とる
説明書に書かれている適量を手のひらにとり、肌になじみやすくするため手の温度で温めます。その後、顔全体に内から外に向かって広げなじませていきます。

乾燥が気になる部分は重ね塗りを
口もとや目もとなど乾燥しやすい部分には、さらにプラスして重ねて塗りましょう。全体に大量に塗ってしまうとテカリの原因にもなりますので、重ね塗りはピンポイントに。

不安定な肌を防ぐのはもちろん、基本の保湿を徹底することで未来のシワやたるみの予防にもつながります。うるおいのある肌で明るい春を向かえましょう!