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薬剤師・アロマセラピスト・漢方アドバイザーの三矢 朝美監修

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紫外線対策

肌だけでなく髪も日焼けしている!

肌老化の原因の80%が紫外線によるもの、と言われています。紫外線の影響で起こり得る肌の老化現象、シミ・シワ・たるみ・・・恐ろしいですね。肌の紫外線対策は万全でも、髪はどうでしょう?実は髪のダメージも、そのほとんどの原因が紫外線なのです!髪は顔の額縁と言われることもあります。額縁が立派であれば、中の絵も良いものに見えるなんてこともありますが、実際髪は大きく印象を左右します。美しく保つために、髪と紫外線について勉強しましょう。
髪メイン

●髪が日焼けするとどうなるの?

体の中で、太陽に一番近い位置にある髪・頭皮は、顔が受ける紫外線量と比べても
3~5倍の量という多くの紫外線にさらされています。

そのため髪も紫外線ダメージを受け、日焼けしています。
では「髪の日焼け」とは、どのような状態になるのでしょうか?


【日焼けした髪の特徴】


1.キューティクルがはがれやすくなる

毛髪は主にタンパク質でできています。タンパク質というのは、
アミノ酸のシスティン結合により構成されていますが、
紫外線を受けることにより、この結合が分解してしまうのです。
その結果、髪の一番外側を覆っているキューティクルが
はがれやすくなってしまいます。
キューティクルがはがれてしまうと、
髪の中のたんぱく質や保湿成分が流出してしまい、
水分不足が起こります。そしてパサついたり、ツヤがなくなり、
枝毛・切れ毛・裂け毛などとなってしまいます。


2.髪の色があせる

髪の内部にはメラニン色素が存在し、
髪の色はそのメラニン色素で保たれています。
メラニン色素には、紫外線を吸収し、髪を守るという大切な役割もありますが、
強い紫外線を浴びすぎると、そのメラニン色素を分解してしまいます。
そうすると、日本人の黒い髪は、赤茶けたような色に変化してしまいます。

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◎ヘアカラーを施した髪は、そうでない髪よりもさらに変色しやすい!
そもそもヘアカラーは、本来の髪の色味を変化させ発色させるために、
メラニン色素を分解し脱色した状態です。ヘアカラー後の髪は、
本来の紫外線防御力の高いメラニン色素を分解してしまって少なくなっている、
また紫外線防御力のほとんどない染料の色素が混在している状態です。
紫外線に弱く悪い影響を受けやすくなっています。


3.頭皮が老化し、抜け毛や薄毛、白髪が増える

人間の肌は、一枚の布のようなもの。顔の肌も、背中の肌も手足の肌も、
同じ一枚の肌です。また頭皮には無数の髪が生えていますが、
その一本一本の根元に毛母細胞というものがあります。
紫外線がメラノサイトを破壊してしまうと、
色素を持たない白髪が生まれ続けるようになってしまうというわけです。

肌にあるメラニン色素は、うまく排出されず過剰になるとシミになってしまうのに、
髪のメラニン色素が足らないと白髪になってしまうなんて、
必要なところにうまく供給されずもどかしいですね。

 

● 髪の日焼け対策のためにできること

無防備になりがちな髪の紫外線対策。
今からすぐに実践できることからまずは、始めてみましょう。

【髪の紫外線対策】

 対策①
紫外線が強い時間帯の外出を減らす

一般的に紫外線は、正午前後(午前10時〜午後2時)が最も多く、
この4時間で1日に降り注ぐ紫外線の約50%以上を占めていると言われています。
可能であれば、この時間帯を避けて出かけると
日焼けの原因である紫外線をあびる量そのものを減らせます。


対策②
帽子をかぶる、日傘をさす

直接紫外線が髪や肌に当たらないように、物理的にガードする方法です。
最近は、帽子にも日傘にもUVカット加工を施されたものも多く販売されていますし、
似合うものを見つけられたら、お洒落の幅も広がり一石二鳥ですね♪
帽子はなるべくつばの広いものを、日傘は内側の色が黒や黒に近い色を選ぶと、
地面や壁からの照り返しもシャットアウトできておすすめです。


対策③

UVケアスプレーを使う
最近では、髪にも使える日焼け止めスプレーなども
高い紫外線カット力や効果の持続性の高いものが数多く販売されています。
手軽に頭皮を含め、手が届きにくい後頭部にも、
吹きかけることができて便利です。
また、UVカット効果のあるトリートメントを取り入れることも有効です。

髪は肌と違って再生しません。新しい髪の毛は生えてきますが、
今すでに生えている髪の毛は、一度傷んでしまうと元に戻すことはできないのです。
それだけに、美髪対策の一環として、日焼け対策もしっかりと取り入れたいですね。

 


対策④
食生活から健康に

髪に必要な栄養分は、頭皮の毛細血管を通って血液から供給されます。
血液は髪だけでなく、全身に栄養を運ぶはたらきをしていますが、
髪の先まで十分に栄養を行きわたらせるためには、
バランスのとれた良質な血液を保つことが大切です。
つまり普段の食生活がとても重要です。


対策⑤
普段のヘアケアを丁寧に

洗髪は一日一回にとどめ、濡れた髪は乾かしてから就寝するようにしましょう。
濡れた髪をそのままにしておくと、雑菌が繁殖してしまい悪臭の原因となるばかりか
頭皮が炎症を起こし、かゆみや抜け毛の原因になってしまう可能性もあります。
また髪が濡れたままだと、寝ている間に髪がこすれます。
乾いた髪の毛であれば摩擦は少ないのですが、髪が濡れていると、
髪の毛同士の摩擦が大きくなり、キューティクルが破壊されてしまうのです。
紫外線だけでなく、髪の洗いすぎがアレルギーや
老化現象の原因になっていることもあります。

 

髪は健康のバロメーター。ヘアケアをきちんと行うことも大切ですが、
髪の健康管理は心身の健康管理といっても過言ではありません。
紫外線の影響だけでなく、エアコンによる乾燥、夏バテや病気のサイン、
またストレスなどもすべて反映するのが、髪です。
身体の健康を保って丈夫な髪を育て、それを保つことを心がけましょう。

 

紫外線が強くなる季節は、肌だけでなく髪の日焼け対策もぬかりなくして、一歩進んだ美しさを手に入れましょう!

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