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薬剤師・アロマセラピスト・漢方アドバイザーの三矢 朝美監修

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紫外線対策

あらゆる光刺激から肌を守る!

春になると気温の上昇とともに、紫外線も強くなっていきます。紫外線が強くなるにつれ、ダメージが蓄積されやすくなるため、シミだけでなくシワやたるみなど肌老化を招く可能性が高くなります。それを防ぐには、毎日のスキンケアだけでなく、紫外線対策が大切です。今回は、紫外線以外にも肌へ深刻なダメージを与える“光刺激”や、それらを防ぐ高機能日焼け止めについてご紹介します。
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●可視光線(ブルーライトなど)の対策も必須に

肌老化を早める大きな原因となる紫外線は、太陽光に含まれる光線のひとつ。太陽光には、紫外線のほか、目に見える光である「可視光線」と目に見えない「赤外線」があります。可視光線はまぶしく、赤外線は暖かさや暑さを感じますが、紫外線はまぶしかったり、熱さも感じなかったりするため浴びていると自覚することはできません。しかし、紫外線はハリや弾力を司る真皮層にまで達する光なので、そのための対策をしていないと、知らないうちにダメージが蓄積され、肌老化につながります。さらに近年は、紫外線だけではなく、紫外線よりも波長が長い可視光線が真皮層にまで影響を与えることがわかってきました。可視光線が真皮層まで達することで、活性酸素が発生しやすくなるのです。活性酸素は、私たちの肌内部で年齢を経るごとに肌細胞をサビつかせているもの。これが体内で発生すると、細胞や遺伝子を傷つけることでシミ、シワ、たるみなどを引き起こします。聞きなれない可視光線ですが、私たちが日常使っているスマートフォンやパソコンなどのLEDディスプレイやLED照明に多く含まれている、ブルーライトを含む光線のことです。これからは、紫外線だけでない光刺激も含む対策が必要になってきます。


肌に届く太陽光の光線の種類

※出典:環境省「紫外線 環境保険マニュアル2015」(光線の種類に関して)

※出典:環境省「紫外線 環境保険マニュアル2015」   (光線の種類に関して)

 

■A波(UV-A)
ジワジワと肌の真皮にまで到達する紫外線A波。真皮には、コラーゲンやエラスチンなどハリ、弾力を支える成分があるため、A波によるダメージは、シワ・たるみを引き起します。

■B波(UV-B)
A波よりもエネルギーが強い紫外線。肌表面に炎症を起こし、メラニン色素を増加させて、日焼けによるシミ・ソバカスを引き起こします。

■可視光線(ブルーライトなど)
UV-Aより波長が長いため、真皮のさらに深い部分まで届きます。可視光線の中でも、紫外線に近い強いエネルギーを持つ光がブルーライトと言われています。

 

●今の環境に対応した日焼け止めを選ぶ!

紫外線やブルーライトなど、私たちの肌を取り巻く環境の研究が進み、それらが与えるダメージも明らかになってきています。それとともに、ダメージを防ぐ日焼け止めも毎年進化しています。紫外線を強力に防ぐだけではなく、ブルーライトや大気汚染などからも肌を守る付加価値のある日焼け止めに注目が集まっています。これから選ぶなら、今の肌環境に合った日焼け止めを選ぶようにしましょう。

知っておきたい!日焼け止め選びの条件

条件①SPF・PA値は用途に合わせる
「SPF」は、日焼けを起こすUV‐Bをカットする力を示します。「PA」は、真皮にまでダメージを与えるUV-Aをカットする力を示します。国内では、「SPF50+」「PA++++」が最高基準値になります。アウトドアなど長時間屋外にいる場合は、「SPF50+・PA++++」を使い、日常生活にはSPF20、PA++のものを使うなど、用途によって使い分けましょう。

SPFPA

条件②ブルーライトを防ぐ機能
UV-Bよりも肌の奥へ到達するブルーライトは、パソコンやスマートフォンなどから浴びてしまう光。ブルーライトを防ぐ成分配合の日焼け止めなら安心です。

 

条件③大気汚染PM2.5を防ぐ機能
社会問題化されている「PM2.5」。この大気汚染も肌にとっては大敵です。PM2.5の微粒子が肌に付着することで、肌を酸化させたり、炎症を起こしたりしていまいます。さらに、肌のバリア機能も低下させるため、有害物質だけではなく紫外線も入りやすい状態になってしまう恐れが。PM2.5も防げる日焼け止めなら、ブロック効果がさらに高まます。


条件④美白+スキンケア効果も
日焼け止めを塗ると乾燥しやすいという懸念がありましたが、最新の日焼け止めはシミ・そばかすを防ぐ美白有効成分や、肌を健やかに保つスキンケア成分配合のものも。紫外線をしっかりカットしながら、肌のことも考えた日焼け止めなら安心です。

 

 

●思い込みの紫外線対策をやめる!

せっかく、今の環境に適した日焼け止めを選んでも、使い方が間違っていては効果が半減されてしまいます。「日焼け止めは外出する時だけ」「朝塗ったらそれでおしまい」など、普段の生活でついやっていることはありませんか?その行動が、紫外線による肌老化の進行を招いてしまうことも!まずは、次に挙げるNG対策をしていないかチェックして、ご自分の紫外線対策を見直しましょう!


【こんな紫外線対策していませんか?】

NG①曇っている日は日焼け止めを塗らない
下記のグラフは天気ごとの紫外線の強さを指標化したものです。曇りの日でも紫外線は地表に届き、肌にダメージを与えます。そのため、曇りの日でも日焼け止めの使用は必須です!

UVindex

 

NG②室内にいるから日焼け止めは塗らない
UV-Aは窓ガラスも通過するため、屋内にいても車内にいても油断はできません。日差しは強い日はもちろん、外が曇りでも室内で過ごす時も日焼け止めを塗るようにしましょう。

 

NG③日傘や日陰なら紫外線は当たらない
日傘を差していたり、日陰にいたりすれば紫外線を防げると思うのは間違い。日傘や帽子などの紫外線対策は必要です。しかし、紫外線は真上からだけではなく、さまざまなものに反射し散乱します。雪やアスファルトなども紫外線を反射するので、帽子や日傘だけでなく、日焼け止めを塗った上での全方位対策が必要なのです。

 

NG④短時間の外出は大丈夫
洗濯物を干したり、近所に買い物に行ったり、短時間の外出でも紫外線ダメージは受けています。わずかな時間でも紫外線対策を!

 

NG⑤朝塗ると塗りなおしはしなくて大丈夫
出かける前に、しっかり日焼け止めを塗っても、時間がたてば汗や摩擦によって落ちてしまいます。そうなると、肌へ直接紫外線などが当たってしまいます。日焼け止めは携帯し、こまめに塗り直すようにしましょう。

 

NG⑥SPF値を重ねるとその分効果がアップする
SPF50の日焼け止めに、SPF50のファンデーションを重ねると「SPF100」になるわけではありません。SPFとは紫外線による肌への影響を延長できる時間の指標なので、足し算した数値になるという訳ではありません。ただ、重ねて使うことで紫外線を防止する力は高くなるので、SPF・PA値の高い日焼け止めやファンデーションを使うのはおすすめです。

 

 

私たちの肌を取り巻く環境は、年々苛酷になるばかりです。紫外線だけではなく、ブルーライトやPM2.5なども肌老化に拍車をかけることを意識して、日焼け止めで積極的に肌を守るための対策をしていきましょう!

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