顔がヒリヒリする原因と対処方法8選!顔の皮膚が痛い[医師監修]

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顔がヒリヒリしている状態で普段通りにケアすると、赤みやニキビなどのトラブルに繋がる可能性があります。

ヒリヒリしていると、何とか改善したいと思いますよね。しかし、間違ったケアや生活習慣など、ヒリヒリの原因を取り除かなければ改善は期待できません。そのため、顔がヒリヒリする原因を知っておく必要があります。

そこで今回は、顔がヒリヒリする原因と対処法について詳しくご紹介します。

目次

顔がヒリヒリする・・・

特に何もしていないのに顔がヒリヒリする・・・、風が当たるとヒリヒリするなど、感じ方は人それぞれです。いずれにしても、顔がヒリヒリするのがストレスになるでしょう。ストレスは、肌の状態に悪影響を与えるため、ヒリヒリが悪化する可能性があります。

さらに、ヒリヒリした状態で普段通りのケアやメイクをすると、痛みを感じたり肌トラブルが起きたりする恐れもあるのです。そのため、顔のヒリヒリの原因を把握したうえで、適切に対処することが大切です。

医療機関を受診して薬を処方してもらう方法もありますが、基本的に生活習慣の改善やメイク、紫外線対策、洗顔方法などを見直せば改善が期待できます。逆に、薬を塗ったとしても原因を解消しない限りは、ヒリヒリに悩まされ続けることもあるでしょう。

顔がヒリヒリする原因6つ

顔のヒリヒリは、肌の状態が悪く、少しの刺激で痛みを感じるために起こります。そのため、肌の状態を改善すれば顔のヒリヒリを解消できるのです。顔のヒリヒリを招く原因を把握して、徹底的に取り除きましょう。

顔がヒリヒリする原因は、主に次の6つが挙げられます。

1. 肌の乾燥

肌が乾燥しているときに、ヒリヒリを感じている方は多いのではないでしょうか。肌は、ヒアルロン酸やセラミド、天然保湿因子などによってうるおいが保たれており、外部刺激に強くなっています。しかし、肌が乾燥して保湿成分が失われていると、少しの刺激でダメージを受けるようになるのです。

肌の乾燥は冬に起こるものというイメージがありますよね。肌は、エアコンや扇風機の風などでも乾燥するため、夏も注意が必要です。また、洗顔後にすぐ保湿ケアしない方も肌が乾燥します。肌の乾燥は、過度な洗顔や生活習慣の乱れ、ストレスなど様々な原因で起こります。

2. 強い日差しに当たる

強い日差しに当たると、熱紫外線のダメージによって肌が乾燥します。そして、熱の刺激が肌にダメージを与えることでヒリヒリするのです。特に、夏は日差しが強いため、入念に紫外線対策しなければなりません。また、肌の状態によっては夏以外の日差しにも刺激を感じてヒリヒリします。

日差しによって肌が乾燥したり炎症を起こしたりすると、さらに刺激を受けやすくなるという悪循環に陥るため、強い日差しを避けることが大切です。屋外で仕事をしている方や運動している方は、特に注意しましょう。

3. 間違った方法での洗顔

間違った方法で洗顔すると、肌が乾燥したり刺激を受けてヒリヒリしたりします。皮脂の分泌が多いと、洗浄力が強い洗顔料でゴシゴシと洗ってしまう方もいるでしょう。しかし、皮脂は肌の水分を蒸発させないようバリアを張っているものであるため、落としすぎると肌の乾燥を招きます。

また、ゴシゴシ洗うことで肌が直接刺激を受けてヒリヒリすることもあります。洗浄力が強い洗顔料でゴシゴシ洗うと、乾燥によって刺激を受けやすくなると同時に、直接的な刺激を受けるため、肌トラブルに繋がりやすいのです。

皮脂の分泌が多いのは、そもそも乾燥が原因になっている可能性もあるため、まずは適切な方法で洗顔することを心がけましょう。

4. 生活習慣の乱れ

睡眠不足や栄養の偏り、運動不足など生活習慣の乱れは、肌の状態を悪化させてしまいます。肌は、ターンオーバーという現象によって生まれ変わりをくり返しているのですが、生活習慣が乱れるとターンオーバーが正常に起こらなくなります。

その結果、未熟な角質細胞が肌の表面に上がってきたり、古い角質細胞が自然に剥がれなくなったりするのです。角質層には、肌の保湿成分が含まれており、問題のある角質細胞は保湿力が低下しています。そのため、肌が乾燥してヒリヒリしやすくなるのです。

5. 過度のストレス

過度のストレスは、自律神経のバランスを乱して血管の収縮を招きます。血管が収縮すると、血液が通りにくくなるため、肌に十分な血液が行き渡らなくなります。血液には、ターンオーバーに欠かせない栄養が含まれているため、血行不良はターンオーバーのトラブルに繋がるのです。

ストレスは、仕事や人間関係、家族間でのトラブル、疲労など様々な原因で溜まります。全くストレスなく過ごすことはできませんが、できるだけストレスが溜まらないように過ごしつつ、ストレスをこまめに解消させることが大切です。

6. 肌に合わない化粧品

化粧品は肌に直接つけるものであるため、刺激性のある成分が含まれていると肌にダメージが及びます。また、金属が含まれているため、金属アレルギーの方は赤みやかゆみ、ヒリヒリなどを感じることもあるのです。

どの成分が刺激の原因になっているのか特定することは困難であるため、敏感肌用の化粧品に換えるなどしましょう。ただし、敏感肌用の化粧品であってもヒリヒリする可能性があります。いずれにしても、ヒリヒリした場合は化粧品の使用をやめましょう。

顔のヒリヒリへの対処方法8選

顔がヒリヒリした場合は、原因を取り除くとともに、正しい対処法を確認することが大切です。間違った対処法は、顔のヒリヒリを悪化させてしまいます。それでは、顔のヒリヒリをどのように対処すればいいのか、おすすめの方法を8つご紹介します。

1. 正しい保湿ケア

化粧水や乳液、クリームなどで正しく保湿しましょう。ただし、ヒリヒリする肌には、保湿化粧品すら刺激になることがあります。そのため、敏感肌用の保湿化粧品を使うことが大切です。ヒアルロン酸やセラミドなど肌の保湿成分が含まれている化粧水を使いましょう。

また、化粧水に続いて、乾燥対策に特化した美容液でケアすることをおすすめします。美容液は肌に刺激が強いものもあるため、パッケージに記載の使用頻度を守って使ってください。

2. 正しい方法で洗顔する

35℃前後のぬるま湯で洗顔しましょう。乾燥肌用の洗顔料で優しく洗うことが大切です。具体的には、泡立てネットなどを使って洗顔料をしっかり泡立て、顔につけていきます。そして、円を描くように指の腹でクルクルと洗っていきましょう。爪を立てたりゴシゴシ洗ったりすると、肌に刺激が及びます。

また、目や口の周りは皮膚が薄く乾燥しやすいため、泡はのせるだけにしましょう。そして、ぬるま湯でしっかりすすぎ、洗顔料を洗い流してください。顔を拭くときは、水分を吸収させるイメージで柔らかいタオルを軽く押し当てます。

3. 十分かつ質の高い睡眠をとる

肌のターンオーバーに関わる成長ホルモンは、熟睡しているときに分泌されます。人は、深い眠りと浅い眠りをくり返していますが、質が低い睡眠では深く眠っている時間が短くなるのです。睡眠の質を高めるために、寝る前に刺激を受けないようにしましょう。

刺激とは、身体への刺激だけではなく脳への刺激も含まれます。スマホを見ながら寝ようとすると、強い光の刺激によって交感神経が刺激され、寝つきにくくなります。また、寝る直前に食事を摂ると、胃腸が動いて眠りにくくなるため、3時間前までには食事を済ませましょう。

4. 肌に必要な栄養を十分に摂る

肌の栄養不足はターンオーバーの乱れに繋がります。肌に必要な栄養は、ビタミンAやビタミンB、ビタミンC、ビタミンE、タンパク質などです。ただし、糖質や脂質なども身体を健康に保つのに欠かせないため、様々な栄養をバランスよく摂ることを意識しましょう。ビタミン類は野菜や果物にも豊富に含まれているため、肉だけなどの偏った食事は肌トラブルに繋がります。

外食が多いために野菜や果物が不足する場合は、サプリメントで補うといいでしょう。

5. 適度に運動する

適度な運動は、血液の循環に必要な筋力の維持に役立ちます。また、身体が温まることで血流が促されるため、ターンオーバーを整えることができます。加齢とともに筋力が低下し、血流が悪くなることでターンオーバーが遅れがちになるため、運動を習慣づけましょう。

筋力トレーニングで筋肉をつけることも大切ですが、ジョギングやウォーキング、サイクリングなども必要です。ジョギングやウォーキングなどでも筋肉がつくため、続けやすい運動を選びましょう。

6. ストレスを和らげる

血行不良を招くストレスを和らげるために、十分な睡眠やバランスのとれた食事、適度な運動を習慣づけましょう。生活習慣が整うと、ストレスも和らげられます。その他、好きな音楽を聴く、感動できる映画やドラマを見る、カラオケで思いっきり歌う、好きなことに熱中することもストレス解消に繋がります。

そして、自分のストレスの原因を特定し、取り除くことも大切です。ストレスをこまめに解消しつつ、ストレスが溜まりにくい環境に身を置きましょう。

7. 肌への刺激が少ない化粧品を使う

肌に直接つけるファンデーションは、低刺激のパウダーファンデーションがおすすめです。また、ビタミンCやビタミンEなどの抗酸化物質が含まれたものや、肌への刺激が強い成分が取り除かれたものを使うといいでしょう。もちろん、低刺激を謳っているものでもヒリヒリを感じることがあるため、刺激を感じた場合は他の化粧品に換えることが大切です。

できれば、化粧をやめて保湿に集中し、ヒリヒリしない状態まで回復してから化粧することをおすすめします。また、ポイントメイクは強力なクレンジング剤が必要となり、肌の乾燥を招く恐れがあります。できるだけ落としにくいポイントメイクは避けるか、薄く化粧しましょう。

8. 紫外線対策をする

紫外線対策と言えば、日焼け止めを塗るだけのイメージがあるかもしれませんが、それだけでは強い日差しを完全に防ぐことはできません。つばの広い帽子やサングラス、マスク、日傘などでしっかり日差しをさえぎりましょう。また、使用する日焼け止めは、外出時間や紫外線の強さに合わせて選ぶことが大切です。

強い日焼け止めには、紫外線吸収剤と紫外線散乱剤という2つの成分が含まれています。紫外線吸収剤の方が肌に悪いとの意見もありますが、どちらも肌に影響を与えます。いずれにしても、日焼け止めは必要最小限に使用することが大切です。

まとめ

顔がヒリヒリする原因は、間違った洗顔や保湿ケア、化粧品の問題、生活習慣の乱れなど様々です。1つずつ原因を解消していくとともに、正しい洗顔や保湿ケア、整った生活習慣、紫外線対策などで対処しましょう。また、肌がヒリヒリしているときは肌が刺激を受けやすい状態であるため、できるだけ化粧をせずに過ごすことが大切です。

肌がヒリヒリした状態で間違った洗顔や合わない化粧品によるメイクを続けると、赤みやニキビなどができる可能性があります。ヒリヒリは肌が悲鳴をあげているようなものと考えて、適切にケアしましょう。

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