眉間のしわの原因と解消・改善方法10選!癖やストレスも関係?[医師監修]

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眉間にできる縦じわが消えず、コンプレックスを抱える女性は多いものです。くっきりと刻まれたしわを眺め、ため息をついた経験はありませんか。これほどまでに私たちを悩ませる首のしわも、適切な対処を行うことで、解消が見込まれます。

自宅で行うスキンケアなど、多種多様な対策の中から自分に合うケア方法を見つけ、気になるしわを解消しましょう。

目次

眉間のしわの原因3個

目の下や眉間は皮膚が薄く、デリケートな部位に該当します。以下のような理由からダメージが蓄積し、しわのできやすい部位であるため、意識的な対策が必要です。

1. 肌の乾燥

眉間は、比較的油分の多い場所ですが、乾燥するとしわの原因となります。

眉間や目の周りがカサカサする・かゆみや刺激を感じるといったトラブルを併発している場合には、乾燥が原因である可能性は高いと言えます。意識的な保湿ケアを行うことで、失われた水分を取り戻し、しわのない健やかな肌を目指しましょう。

2. 表情の癖

次に、表情の癖です。合わないメガネやコンタクトレンズの使用によっても、眉間のしわが生じます。眉間に力を入れて物を見る習慣の繰り返しから目元のしわが慢性化し、深く刻まれてしまうためです。

視力に問題がない人でも、長時間のPC・スマホ作業を続けると、目のかすみが気になりますよね。この時の見えにくさを解消するため、眉間に力を入れる癖が付くと、同様のトラブルが生じます。

3. 弾力不足

最後に、肌の弾力不足です。弾力を維持した肌であれば、一時的にしわが生じた際にも、あるべき状態へと戻ります。弾力の失われた肌は、元の状態に戻る力が不十分であるため、しわが生じてしまうのです。弾力不足を招く原因としては、以下の要素が考えられます。

・加齢によるコラーゲンやヒアルロン酸、エラスチンの減少
・生活習慣から生じるターンオーバー周期の乱れ
・紫外線ダメージやお手入れ不足による肌の乾燥

眉間のしわを解消し、ハリのある状態を維持するためには、3つの原因をふまえた総合的な対策が不可欠です。

眉間のしわは癖やストレスでもできる?

長年の酸化ストレス蓄積は、しわやたるみといったエイジングサインの原因であると言われています。人間関係のストレスや喫煙習慣、過剰な運動など、酸化ダメージを受けやすい状況にある人ほど、意識的なしわ対策が必要です。

酸化ストレスは、コラーゲンや遺伝子など、健やかな肌を維持するための多くの要素に影響します。コラーゲンが酸化ダメージを受けると、肌のごわつき・くすみといった症状を招き、しわの増加を招くのです。

ストレスを感じたまま就寝した際、無意識のうちに眉をひそめてしまうことも、しわの悪化につながります。同居家族や友人から「寝顔が怖い」といった指摘を受けた経験を持つ人は、慢性的なストレスを抱える状況かもしれません。酸化ダメージを受け、弱った肌はとくにしわを形状記憶しやすいため、定期的なストレス発散を行いましょう。

眉間のしわの解消・改善方法10個

できてしまった眉間のしわは、スキンケアやマッサージなど、正しい対処を行うことで、薄くすることができます。以下10個の眉間のしわ改善・解消方法の中から挑戦しやすいものを選び、今日からでも実践しましょう。

1. 目元のクレンジング方法を見直す

眉間のしわを解消するためには、弱った肌に刺激を与えず、いたわることが大切です。アイメイクを落とす際に、コットンや手でゴシゴシこすり、刺激を与えていませんか。目元の負担を軽減し、眉間のしわの解消を目指すためには、次の手順に従って、メイク落としを行いましょう。

【1】アイシャドウを落とす
アイメイクを落とす時には、専用のリムーバーを使用します。専用リムーバーをコットンに含ませ、まぶたとまつげに当てて下さい。数秒間はそのまま維持し、アイシャドウが浮いてきたところで、上から下へと滑らせましょう。

【2】マスカラを落とす
次に、マスカラを落とします。2枚のコットンでまつげを挟み、マスカラを絡めとるように落として下さい。この方法できれいに落ちない場合には、上のコットンを太めの綿棒に変えて、なでるように落としましょう。強くこするとまつげが抜けてしまうため、優しい力で行います。

【3】アイラインを落とす
片方の手でまぶたを軽く持ち上げながら、アイラインを落とします。四つ折りしたコットンの角でアイラインの上をなぞり、目の際に引いたラインまで、しっかりと落としましょう。

アイメイクを落とした後に顔全体のクレンジングと洗顔を行うため、周りの肌に汚れが付いてしまっても、心配は不要です。几帳面にクレンジングを行うことで摩擦刺激が生じ、目元の皮膚がたるんでしまうと、余計にしわが悪化します。落とさなくてはいけない汚れ、残っても良い汚れの区別をきちんとつけ、負担をかけないメイク落としを行いましょう。

2. コットンパックで保湿を行う

目の周りの乾燥は、コットンパックでお手入れできます。コットンに保湿化粧水を浸透させ、左右のまぶたの上に置き、保湿成分を入れ込みましょう。パックにかける時間は、3分から5分程度が目安です。パック時間が長過ぎると余計に肌が乾燥するため、適度な時間を守って下さい。

コットンパックに使用する化粧水は、高保湿タイプをおすすめします。安価なものでも構いませんが、アルコールや香料、鉱物油といった刺激成分を含む商品は避けた方が安心です。目元のコットンパック用に化粧水を購入する場合は、他の部位でテストを行い、肌との相性を確認しましょう。

3. シワ改善美容液やクリームを使用する

眉間にできた深いシワの解消を目指すためには、シワ改善美容液やクリームを使用します。シワのケアに特化した美容液やクリームは、保湿プラスアルファの美容成分を含むものが多く、目立つエイジングサインにも、適切な対処が可能です。

しわ解消に役立つ美容成分の具体例は、以下の表の通りです。しわの「防止」ではなく「改善」を助けてくれる心強い成分を上手に使い、トラブルの解消を目指しましょう。

美容成分主な働き
レチノールビタミンAの一種で、コラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸の産出を促し、ふっくらとハリのある肌への生まれ変わりを応援します。ターンオーバーを促す働きも担うため、使用前のパッチテストを忘れずに行いましょう。
ニールワン日本で最初に承認を受けたシワ改善の有効成分。コラーゲンなど肌の土台を支える成分の過剰な分解を抑制し、肌本来の力を引き出すことで、シワ解消を支援します。
ナイアシンアミド(ニコチン酸アミド)ビタミンBの一種で、セラミドの合成やターンオーバーを促進する成分です。レチノールと比較し、刺激がマイルドであるため、目元のケアにも適しています。

4. ナイトクリームで睡眠美容を行う

ナイトクリームとは、就寝前に使用するケア商品のことを言います。睡眠中は、肌トラブルの修復が進む重要な時間です。この時間を活用し、肌にとって良い成分をじっくりと入れ込むことで、エイジングサインの解消や健やかな肌への生まれ変わりを助けます。

数あるナイトクリームの中でも眉間のしわ対策に活用できる商品は、アルジルリン配合クリームです。表情じわの原因物質に働きかけ、筋肉の収縮を抑えることで、しわの予防を行います。アルジルリンは、別名「塗るボトックス」と呼ばれるほど、評価の高い成分です。表情の癖から眉間のしわを起こした女性と相性の良い美容成分と考えられます。アルジルリン配合クリームには、保湿成分を含む商品が多く、しわ対策と同時併行による、潤いケアが可能です。しわの悪化を防ぐとともに強固な土台を育て、若々しい目元へ導く働きが期待されます。

5. 頭皮マッサージで顔全体をリフトアップ

頭と顔の皮膚はつながっているため、頭皮のたるみが眉間のしわを招き、老け込んだ印象に見せてしまうことがあります。頭皮マッサージを定期的に行い、あるべき位置に戻すケアが必要です。

◎頭皮マッサージの手順
【1】5本指を広げて両方の耳の上に添え、頭皮を優しく動かします。
【2】5本指を頭のハチ部分に移動し、同様に動かしましょう。
【3】5本指を頭頂部に移動し、同様に動かします。

頭皮の凝りは、眉間のしわだけでなく、ほうれい線や目元のたるみも招きます。セルフマッサージを実践し、しわやたるみの目立たないすっきりとした見た目を目指しましょう。

6. 眼輪筋エクササイズで血行促進

眉間のしわや目元のたるみは、眼輪筋の筋力低下が一因です。眼輪筋の代わりに額の筋肉を使用し、まぶたを引き上げる癖は、眉間のしわや目元のたるみを悪化させるリスクがあります。

そこでおすすめしたい対策が眼輪筋エクササイズ。意識的に目の周りを動かすことで、衰えた眼輪筋を回復させ、しわやたるみの解消を目指します。

◎眼輪筋エクササイズの手順
【1】真っ直ぐに正面を向き、目線だけを天井方向に動かします。
【2】まぶしい時のように目を細め、上下のまぶたの接する直前で止めて下さい。
【3】目を細めた状態のまま5秒数えて、ゆっくり元に戻しましょう。

【1】から【3】を1セットとして20セットが1回あたりの目安です。このエクササイズを行うことで目の周りの血行が良くなるため、健やかな肌への生まれ変わりを支援する働きも期待されます。

7. 眉間マッサージで緊張をほぐす

長時間のデスクワークを行うと、眉間周りの筋肉が硬直し、しわが寄ってしまいます。休憩時間に眉間マッサージを行い、緊張状態をほぐしましょう。

◎眉間マッサージの手順
【1】まぶたを閉じて、中指・薬指を眉間に添えます。
【2】鼻筋から額方向へと押し上げ、眉間の凝りをほぐします。

摩擦刺激を与えてしまうと、しわが悪化するケースもあるため、適度な力で行いましょう。この他に、窓の外の景色を眺める・まぶたを閉じて、眉頭から眉尻に向かってタッピングを行うといった方法でも、目の周りの筋肉をほぐすことが可能です。1時間に1回は何らかの対処を行い、長時間継続したPC作業を避けましょう。

8. しわ伸ばしテープを使う

しわ伸ばしテープとは、しわの気になる部位にテープを貼り、凹凸を目立ちにくくするアイテムです。眉間部分に貼り、しわの伸びた状態で就寝することにより、表情じわの改善を目指します。しわ伸ばしテープを使う際の注意点は、以下2点です。

【1】広い範囲にテープを貼らない
広い範囲にテープを貼ると、トラブルのない部分の皮膚にヨレが生じ、しわの悪化を招くことがあります。すでにカットされている商品も、必要に応じて調整を行い、適度なサイズで使って下さい。

【2】専用テープを使用する
サージカルテープや絆創膏などを使用すると、肌トラブルを招いてしまうことがあります。類似商品の使用は避け、しわ伸ばし専用に設計された商品を活用しましょう。

なお、しわ伸ばしテープだけのお手入れを継続しても、肌のハリ・弾力が戻るわけではありません。一時的に薄くなったとしても、再発リスクが高いため、他の対策と同時併行で行うことをおすすめします。

9. 美容鍼サロンに行く

美容鍼とは、0.2mm以下と非常に細い鍼を使い、血管や神経を刺激する美容法です。適度な刺激を与えることで筋肉の硬直を和らげ、リフトアップやしわ・たるみの解消を目指します。

深いしわの改善に要する期間は、3ヶ月から半年もしくはそれ以上です。5回目程度からリフトアップ、10回目程度から理想的な状態の定着を実感する人が多いと言えます。いずれにしても、1回で劇的な改善を見せることは少なく、継続的に施術を受ける必要があります。

なお、美容鍼には、一定のリスクが伴います。以下のような反応が生じるケースもあるため、不安な点は担当者に確認し、安全管理を行いましょう。

・施術直後の身体のだるさや眠気
・むくみや発汗、筋肉痛のような痛み
・施術直後のごくわずかな内出血

10. 美容外科のしわ取り治療を行う

セルフケアで改善できない眉間のしわは、美容外科で治療できます。美容外科で行う治療の代表例は、レーザー治療やヒアルロン酸注入、ボトックスです。

レーザー治療特殊なレーザー機器により、肌に小さな傷をつけ、コラーゲンの生成を促します。使用するレーザー機器によってダウンタイムや注意点、期待される変化が異なるため、カウンセリングで相談しましょう。
ヒアルロン酸注入しわの生じた部分にヒアルロン酸を注射し、下から持ち上げることで、解消を目指す治療法です。眉間や目尻など、部分的な注射を行う方法の他、複数箇所に少量ずつ入れ込み、顔全体をふっくらとした印象に整える治療法も相談できます。
ボトックスボツリヌストキシンを注入し、表情筋の動きを制限することで、しわの治療を行います。注入の2〜3日後から変化が見られ、1〜2週間程度で定着することが一般的です。

その他に、マッサージピールやオリジナルコスメの使用、成長因子の注入など、複数メニューを組み合わせ、理想の状態を目指すことが一般的です。選択するメニューによって期待される変化が異なることから、医師の説明をよく聞いて、後悔しない判断を行いましょう。

眉間にしわを寄せない・寄らない対策方法3個

次に、眉間のしわの予防対策を紹介します。できてしまったしわを消すことは大変ですから、寄せない・寄らないための対策は大切です。消えたしわを再発させないためにも、以下のことを守りましょう。

1. 眼鏡やコンタクトレンズの度数を合わせる

電子機器を頻繁に使用し、目を酷使する職業の人には、年に1回の視力検査が推奨されます。それほど多く電子機器を使用しない人でも、2年や3年に1回は視力検査を行い、度数の見直しが必要です。

近年では、ブルーライトカット機能の付いた眼鏡や紫外線カット機能付きコンタクトレンズなど、ハイスペックな商品も多くあります。これらの商品を必要に応じて活用し、目の負担を軽減することで、眉間のしわ予防が可能です。

2. 自律神経のバランスを整える

私たちの身体は、交感神経と副交感神経のバランスで、血圧や体温、筋肉の硬直状態を調整します。慢性的なストレスを抱え、交感神経が活発に働く時間が必要以上に長くなることは、しわを招く原因の1つ。以下のような対策を行い、自律神経のバランスを整えることが、眉間のしわを寄せないための近道です。

◯朝食を抜かない
朝食を食べることで、体内時計のスイッチが切り替わり、活動モードに移行します。毎日決まった時間に起床し、栄養バランスの整った朝食を食べて、気持ちよく1日をスタートしましょう。

◯深呼吸を行う
ストレスを感じた時には落ち着いて、深呼吸を行います。大きくお腹を凹ませ、できるだけ多くの息を吐き、大きくお腹を膨らませてできるだけ多くの息を吸い込むことを繰り返すと、気分がすっと落ち着きます。

◯お風呂につかる
疲れて帰宅した日こそ、ぬるめのお湯で15分程度の全身浴を行いましょう。お湯の温度が熱すぎると交感神経優位になってしまうため、39度から41度程度に調整します。

3. 仰向けで寝る

横向きで寝ることは、左右のうちのどちらか一方に負担をかけ、睡眠しわを招きます。しわ予防を行うためには、仰向け寝に切り替えましょう。寝ている間に生じるしわは、縦のライン。日々の習慣の蓄積によって本数が増加するとともに、深くくっきり刻まれます。

重症化したしわは、重りを使って折り曲げた厚紙のラインのようなものです。保湿やしわ対策を丁寧に行い、伸ばすための対策を行っても、簡単に治すことはできません。

仰向け寝を行った時に腰の痛みが気になる人は、以下の対策を実践しましょう。

◯腰枕を使用する
バスタオルを四つ折りにし(腰の隙間が埋まる高さに調整します)、腰の下に置くことで、痛みを軽減可能です。

◯膝を曲げる
仰向けのまま膝を曲げ、そのまま就寝して下さい。膝を曲げた状態を維持するために、専用グッズを活用する方法も一案です。

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まとめ

どれほど若々しく魅力的な女性でも、眉間のしわが目立つことで、第一印象を損なうリスクが存在します。日常的な習慣やスキンケア方法を切り替えるだけで改善できるケースもあるため、前向きな努力が不可欠です。

肩肘張らずに自然体で生きる女性は、同性の目から見た時にも印象的に感じるもの。理想の自分になるための眉間のしわのお手入れを早速今日からでも始めましょう。

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