顔の毛穴を無くすには?毛穴の種類や目立つ部位、やってはいけないことを解説

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ふと鏡を見たときに気になる毛穴の開き。

いつも手入れしても

ほっぺや小鼻の毛穴がよくならない…

と、顔の毛穴に悩まされている方は多いのではないでしょうか。

顔の毛穴の種類はいくつかあり間違ったケアをすると、毛穴の開きがより悪化する恐れがあります。

この記事では、顔の毛穴の種類や毛穴をなくす方法などを解説します。
毎朝の憂うつな気分から解放され、毎日を楽しみましょう。

目次

顔で気になる毛穴の種類

顔の毛穴の悩みは大きく分けると4種類です。それぞれの毛穴の特徴を紹介するため、ご自身の肌の状態と比べてみましょう。

毛穴の種類毛穴の開きの特徴
開き毛穴過剰な皮脂の分泌や乾燥が原因である場合が多く、
Tゾーン(おでこから鼻先)周辺にできやすいです。
つまり毛穴過剰な皮脂の分泌が主な原因です。
皮脂に加え、古い角質と混ざり毛穴に栓をしたような
状態となったもの。
鼻の頭によくみられます。
長時間、汚れがたまったままであると黒ずむこともあ
ります。
たるみ毛穴加齢によって皮膚がたるみ、円形の毛穴が楕円形に目
立って見えます。
肌のたるみが原因で毛穴が開いている場合は、自身の
手で肌を持ち上げると毛穴が目立たなくなります。
メラニン毛穴
(黒ずみ毛穴
メラニン毛穴は黒ずみ毛穴とも言われ、毛穴が色素沈着
を起こします。
シミと同様に、紫外線や摩擦により起こります。

体と比べて、顔の皮脂腺は大きく発達しているため、毛穴が目立ちやすくなるものです。顔の毛穴が開く原因は過剰な皮脂や紫外線、加齢などさまざまです。それぞれの特徴を踏まえて、肌のお手入れを見直しましょう。

開き毛穴

開き毛穴とは、角質が詰まることにより毛穴が押し広げられている状態を指します。毛穴が開く原因には以下の5つがあります。

  • 過剰な皮脂の分泌
  • 乾燥
  • 加齢によるたるみ
  • 不十分なスキンケア
  • ストレスや生活リズムの乱れ

こういった要因が重なり、結果として毛穴が開きます。「肌がテカテカしている」と悩んでいる方がなりやすいです。

つまり毛穴

つまり毛穴とは、皮脂や角質などで毛穴に栓をしている状態のことです。毛穴がつまる要因には以下の4つが考えられます。

  • 過剰な皮脂の分泌
  • 肌のターンオーバー周期(一定の周期で角質が生まれ変わる)の乱れ
  • 加齢による肌のたるみ
  • 不十分なスキンケア

「肌がポツポツしている」と悩んでいる方も多いでしょう。皮脂や古い角質が溜まり、きれいに落とされないと毛穴がつまります。角質でつまった毛穴は当初は白く見えますが、進行すると酸化し黒ずみます。

たるみ毛穴

肌の弾力が年齢とともに低下し、毛穴がゆるむことで広がることをたるみ毛穴といいます。たるみ毛穴を起こす要因は以下の通りです。

  • 加齢による肌のたるみ
  • 肌のハリ不足
  • 乾燥
  • 紫外線

これらの影響により、肌のコラーゲン(皮膚を構成する繊維状のタンパク質)やエラスチン(肌の弾性を保つ繊維)などの成分が減少し肌のハリが失われるのです。歳を重ねて毛穴が気になってきた方はたるみ毛穴の恐れがあります。たるみ毛穴があると、ファンデーションのノリが悪くなったり、時間が経つとメイクがよれたりすることもあります。

メラニン毛穴

メラニン毛穴とは、毛穴の周りの皮膚が色素沈着(皮膚の色素の増加により色が濃くなる)を起こして毛穴が黒ずんでいる状態のことです。「毛穴ジミ」とも呼ばれます。メラニン毛穴を起こす要因は以下の通りです。

  • 紫外線
  • 摩擦
  • 肌のターンオーバーの乱れ

「黒ずみが消えない」と悩み、クレンジングや洗顔のときに、ゴシゴシとこすりすぎてはいませんか。この摩擦がメラニン毛穴の原因となるため注意しましょう。

顔の毛穴が目立つ部位

顔の毛穴が目立つところは、おでこや頬をはじめ、鼻やあごです。それぞれの部位で、どのような毛穴が見られるのか具体的にみていきましょう。

おでこ

おでこは、いわゆるTゾーンと呼ばれ、皮脂の分泌が活発な部位であり、皮脂による開き毛穴が起きやすいです。特に、10代後半~30代にかけては、皮脂の分泌が増えるため、毛穴の開きが目立ちやすくなるもの。おでこのほかに、眉間にはシワができやすいため、メイクやクレンジング、洗顔料が残りやすいことも毛穴が広がる要因となります。

開き毛穴により頬の毛穴が目立ちやすいです。コラーゲンやエラスチンの減少や乾燥、加齢によるたるみなどが原因で毛穴の開きが起こります。また、頬は肌のハリがなくなることでたるみ毛穴が起こりやすい部位でもあります。

鼻で目立ちやすいのはつまり毛穴です。というのも、顔のなかで特に、鼻は皮脂の分泌が増えやすいところであるためです。「いちご鼻」と呼ばれることもあり、悩んでいる方は少なくありません。

あご

あごは、つまり毛穴が起こりやすい部位のひとつです。いわゆるUゾーンにあたり、皮脂腺が多く出る部位です。洗顔の洗い残しが多くなるところであり、角栓ができやすく毛穴の開きに悩まされる方も多いでしょう。

年代別に見られる毛穴の開きの特徴

年代によって毛穴の開きの特徴は異なります。

年代                 毛穴の開きの特徴
10代皮脂腺の働きが活発となり皮脂の分泌が多くなるため、毛穴の開きが起きやすいです。
「思春期ニキビ」ができやすく、二キビ跡に汚れがたまり毛穴が目立ちやすくなるこ
ともあります。
20代10代と比較すると皮脂の量は減りますが、まだ皮脂量が多く毛穴の開きが起きやすい
のが特徴です。
20代になり働き始めメイクの頻度が増えることから、メイクを落としきれず毛穴がつ
まるケースも少なくありません。
ほかにも、食生活の乱れやストレス、ダイエット、睡眠不足などで肌の状態が不安定
であり、毛穴が開く要因となりやいです。
30代以降30代以降は、肌の老化が始まる時期です。
肌のハリや潤いが減り始め、皮膚のたるみによる毛穴の開きに悩まされます。

「毛穴が気になる…」と、肌の悩みは尽きません。年代により毛穴の開きが起こる要因は違うため、それぞれの年代に合わせたケアが重要です。

肌質別に見られる毛穴の開きの特徴

毛穴の開きと一言でいっても肌質には個人差があり、毛穴が開く原因はさまざまです。ここでは、肌質別の毛穴の開きの特徴を紹介します。

肌質別毛穴の開きの特徴
乾燥肌乾燥肌は、肌の水分が不足しており、肌が常にカサカサしているのが特徴。
肌が乾燥しているとバリア機能が低下し角質層が厚くなることで、結果として毛穴が目立ちます。
また、さらに乾燥が進むことでたるみを起こし、毛穴が広がることによりたるみ毛穴が目立ちやすくなります。
脂性肌脂性肌は、もともと皮脂腺が大きく、毛穴の出入り口が広いため開き毛穴が目立ちやすいのが特徴。
皮脂やほかの汚れをきれいに落とさなければ、つまり毛穴になる恐れもあります。
ホルモンバランスの乱れで、脂性肌が加速すると、さらに毛穴の開きが目立つこともあります。
敏感肌敏感肌は、健康な人と比べると皮膚のバリア機能が低下しているのが特徴。
紫外線や不規則な生活、ストレスによって、さらに肌が敏感となり毛穴が開くことがあります。
うるおいが不足すると、さらに毛穴の開きが目立ちます。
ニキビ肌ニキビ肌は皮脂腺が活発であり、ニキビができやすい状態です。
皮脂が詰まった毛穴に、皮脂を栄養とするアクネ菌が増殖することでニキビとなります。
このニキビがつぶれ、へこんだ部分に汚れがたまると、つまり毛穴となり目立ちやすくなります。

肌質は水分量や皮脂量によって変化します。ご自身の肌質が分からず、なんとなくケアを続けていると効果が期待できないでしょう。肌に悪影響をきたす恐れがあるため、まずはご自身の肌質を知ることが大切です。

顔の毛穴を無くすには?

顔の毛穴を無くす方法は以下の4つがあります。

【顔の毛穴を無くす方法】

・正しい方法で洗顔・クレンジングをする
・保湿を徹底する
・生活習慣を見直す
・紫外線対策をする

顔の毛穴を目立たなくする方法がいくつかあります。毛穴の開きを防ぐためには、毛穴ケアの徹底が重要です。まずは、生活のなかで実践できることから取り組んでいきましょう。

正しい方法で洗顔・クレンジングをする

正しい方法で洗顔やクレンジングすることが大切です。

というのも、毛穴の開きには、毛穴に溜まった皮脂や角質を落とすこと、肌にメイクや汚れを残さないことが重要であるためです。

具体的には、洗顔料を泡たてて、たっぷりの泡を使いぬるま湯で洗いましょう。

洗顔する前に、温かいタオルで蒸すと毛穴の汚れが落ちやすくなります。ただし、ゴシゴシとこすると、かえって肌へダメージを与えてしまうため注意してください。丁寧なクレンジングと洗顔を心がけましょう。

保湿を徹底する

保湿の徹底も、毛穴の開きを無くすためには欠かせません。

肌が乾燥すると、皮脂の分泌が増えてしまうためです。

実際には、化粧水や美容液、乳液を使うとうるおいと油分が適度に保たれている肌を維持できます。このとき、顔の中心から外側に向かって顔全体に優しくなじませましょう。

生活習慣を見直す

睡眠不足や食生活の乱れ、過度なダイエットは肌に悪影響を与えるため、生活習慣の見直しが重要です。

油脂が多い食べ物、例えばファーストフードやスナック菓子、菓子パンの食べ過ぎは毛穴が開く原因となるため注意してください。バランスが整った食事で、睡眠時間を確保し、ストレスをためないように心がけましょう。

紫外線対策をする

紫外線は、肌にあるコラーゲンやエラスチンを破壊して肌の老化を加速させます。

肌のたるみが毛穴の開きの要因となるため、十分な紫外線対策が重要です。

外出時には、帽子やサングラスをつけたり、日傘をさしたり、長袖を着用したりしましょう。日差しが強いときは、外出を控えることも考えてください。

毛穴の開きが改善しない場合は美容皮膚科での治療も検討しよう

毛穴の開きをなくすために、生活のなかで気をつけたり、市販の商品を使いセルフケアしたりする方もいるでしょう。ですが、毛穴の開きがひどい場合は、美容皮膚科での治療を検討したほうが良いケースがあります。美容皮膚科では、以下の治療を受けられます。

【美容皮膚科での治療】

治療方法概要
ダーマペン髪の毛よりもさらに細い極細針で、一時的に肌の表面に小さな穴をつくり、肌の回復
力を促す治療法です。
同時に、有効成分を注入することで肌が引き締められることにより、毛穴の開きが改
善する効果が期待できます。
フラクショナルCO2
レーザー
レーザーで微細な穴をあけて、新しい皮膚への再生を促す治療法です。
毛穴の開きが目立たなくなり、肌の質感の改善が期待できます。
Qスイッチヤグ
レーザー
(YAGレーザー)
2種類のレーザーを当てて皮膚の深い層・浅い層に熱を加えられます。
肌のターンオーバーが促進され肌が引き締められるため、結果として毛穴の開きが
目立たなくなります。
フォトシルク
プラス
レーザーとは異なる複数の波長を照射する治療法です。
広範囲に働きかけられ、毛穴の開きにも効果が得られるでしょう。
やけどのリスクが少ないのも特徴です。

毛穴の開きには、多くの治療方法があります。美容皮膚科クリニックでは、あなたの肌の状態に合わせた治療方法を提案します。一度、相談してから自分にあった治療法を選びましょう。

毛穴の開きが悪化!毛穴を無くすためにやってはいけないこと

毛穴を無くすためにやってはいけないことを3つ解説します。

【毛穴を無くすためにやってはいけないこと】

・肌を摩擦すること
・角栓を無理に出そうとすること
・過度に毛穴パックをすること

なかには「毛穴を無くしたい!」という思いでやっていることがあるでしょう。ただし、これらは毛穴の開きが悪化する恐れがあるため注意してください。

肌を摩擦すること

肌をゴシゴシと擦ることは毛穴の開きを悪化させるため注意してください。汚れを落とそうと、洗顔を繰り返すことも控えましょう。

デリケートな角質層が摩擦の刺激により、簡単に剥がれてバリア機能が低下するためです。その結果、乾燥しやすくなり、毛穴が広がる原因となります。

また、肌の悩みを抱えている方は「毛穴は良くなったかな?」「ブツブツしてないかな?」など、顔をよく触って確かめることがあるでしょう。ただし、顔を触ると、知らぬうちに肌を刺激している恐れがあるため顔を触らないことも大切です。

角栓を無理に出そうとすること

角栓を無理に出そうとすることも控えてください。角栓を出す際に、かえって菌や汚れが毛穴から入る可能性があるためです。

傷ができると炎症を起こし、痛みやかゆみのもととなります。炎症は色素沈着に原因となり、メラニン毛穴を悪化させる恐れがあります。

ピンセットで取ろうとしたり、無理に押し出そうとしたりしないようにしましょう。

過度に毛穴パックをする

肌のケアのために毛穴パックを使っている方も多いでしょう。一瞬で、毛穴の汚れや角栓が取れるため、スッキリした感覚で爽快感を味わえます。

ただし、毛穴パックを過度に使うことは、毛穴を傷つける可能性があるため、説明書の注意事項を守り、適度な頻度で毛穴パックを使用してください。

毛穴パックを使用したあとは、毛穴が開いたままになりやすいため、化粧水や乳液でケアすると良いでしょう。

まとめ

毛穴の開きで悩んでいる方は少なくありません。

毛穴の開きにはさまざまな種類があり、自身の肌の状態に合わせたケアが重要です。
そのために、まずは毛穴の開きの状態を知ることが大切です。

よかれと思っていたケアが、知らぬうちに毛穴の開きを悪化させている恐れがあります。あなたの肌に合ったケアを見つけましょう。

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